9月1日、「量子技術による新産業創出協議会」設立発起人会は、設立会員24社による総会の承認を得て「量子技術による新産業創出協議会(Quantum STrategic industry Alliance for Revolution:以下、Q-STAR)」を正式に設立したことを発表した。
Q-STARはグローバルでリーダーシップを発揮し、新時代における科学技術の発展に資する活動を推進することで「量子技術イノベーション立国」の実現に貢献するとともに、日本の産業の振興と国際競争力の強化を図るという。
また、幅広い産業から設立趣旨や取り組みに賛同する会員を募り、産学官で連携して量子技術に関わる基本原理、基本法則を改めて整理。その応用可能性、必要となる産業構造、制度・ルールについての調査・提言など、新技術の応用と関連技術基盤の確立に向けた取り組みを推進するとしている。
今後は、国内外の量子関連の団体との連携を積極的に推進し、グローバルで通用する基盤の構築を目指すという。
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