日立製作所(以下、日立)は、「感性分析サービス」に、新たに「道徳」と「意外性」の観点で分析する「モラル分析」、「意外性分析」(特許出願中)の2つの機能を加えて強化し、Lumadaソリューションとして、10月7日より提供を開始した。
「モラル分析」機能は、学術的に裏付けられた道徳基盤辞書にもとづき、東京工業大学 笹原研究室の助言をもとに開発し、嬉しさや驚き、不満などの顕在化された感情の背景にある道徳的な価値観を定量的に可視化するものだという。
また、「意外性分析」機能は、日立独自のアルゴリズムを活用し、大量のデータに埋もれていた小さな反響の変化など意外な情報を抽出。商品企画など攻めのマーケティングや、SNS炎上検知と対処など守りのマーケティングといった今後のビジネス活動の向上につなげることができるとしている。
今後日立は、マーケティングだけでなく人事、採用、人財育成といったHR領域までユースケースを拡大し、企業活動の価値創造を支援するサービスとして幅広く展開していくという。
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