NTTデータとAmazon Web Services(以下、AWS)は、2022年1月1日からクラウドを活用したデジタルビジネス推進を目的とした戦略的協業を開始すると発表した。
NTTデータは同協業で、AWSの技術支援などを活用し、DX推進体制の強化、AWSを活用した新サービス開発や人財育成・研究開発に取り組むほか、顧客のDXを加速させるとしている。
今後、同社はAWSを活用して国内の取引実績でトップポジションを目指すとともに、グローバル展開も進めていくという。
協業の狙いと推進体制
1.顧客のクラウド導入、DXを支援するビジネス推進
NTTデータがこれまで培ってきた大規模案件に関する知見・経験およびDXビジネスに関する推進力・課題解決力と、AWSの様々な業種や業態におけるクラウド活用の専門知識・最先端技術を掛け合わせる。
2.両社の得意分野を掛け合わせた新たなサービスを開発
NTTデータが既に取り組んでいるAWSを活用したデータ収集・分析領域やセキュリティ領域の強化に加えて、新たなサービスの開発を検討。開発したサービスについてはAWS Marketplaceなどを利用して市場へ展開、マーケティングを行うという。
3.デジタル人財育成のさらなる強化、R&D推進
AWSが提供するトレーニングを活用し、NTTデータは国内グループ約2,300人(2021年8月末)のAWS技術者を2025年3月末までに5,000人に増やすとしている。また、コンサルティングや先進技術の活用を支援できる人財も育成。協業の中で最新デジタル技術の活用や新たな研究開発にも取り組むという。
【関連記事】
・NTTデータ先端技術、「Dataiku」提供を開始 2025年度までに累計20億円の売上げを目指す
・キリンビール、NTTデータとビール類醸造計画業務すべてにおいてAI導入を実現
・NTTデータ、Twitterデータ提供サイト上でTVメタデータなど新たに6種類を提供