アーティサンと宮崎県都城市は、共同で開発した予約配車システム「オンデマンドバス予報」を同市高崎地区の乗合タクシーにて2021年10月1日から利用を開始したと発表した。
「オンデマンド バス予報」は利用が減少した路線バスやコミュニティバスの代替手段として低コストかつ短納期で導入が可能な予約配車システム。同システムを導入することで、予約や運行管理、帳票作成といった業務の削減が可能だという。
都城市は市内15地区のうち約半分が中山間地域。人口減少にともない、公共交通の利用者減少が加速していることもあり、定路線定時運行からデマンド交通への転換が急務だった。費用面や関連システムの説明を受け、相互運用性も期待して導入を決定。必要な機能は随時追加していくという。
同社は今後も、システム開発による自治体や公共交通事業者の業務デジタル化と市民や利用者の利便性向上に貢献していくとしている。
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