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次世代メインフレームで大規模トランザクションのコストを大幅削減 IBMが新システムを発表

 IBMは4月6日、オンチップAIアクセラレーターを搭載し、パフォーマンスを最適化した推論を可能とする次世代システム「IBM z16」を発表した。これにより、クレジットカードや金融取引など、大規模なトランザクションをリアルタイムに分析できるようになるという。なお出荷開始は、2022年5月31日を予定している。

 また、同社は同時に、IBM zSystemsを利用しているユーザーが社内のアプリやデータなどの近代化を加速できるよう、必要なツールや技術資料、研修などを一括して提供する「IBM Z and Cloudモダナイゼーション共創センター」の開設も発表した。

 IBM z16は、IBM TelumプロセッサーによるAI推論と、大量のトランザクション処理を融合している。これにより、トランザクション中の不正を大規模に分析でき、クレジットカードの不正取引に対応するための時間や労力の軽減につながるという。

 さらに同システムはセキュリティ面においても、セキュア・ブートと耐量子暗号によって、恐喝や知的財産の損失、機密データの流出につながる可能性がある攻撃など、量子コンピューティングに関連する将来の脅威に対応できるよう支援することも可能とのことだ。

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