東芝インフラシステムズおよびノキアソリューションズ&ネットワークスは、ローカル5G無線通信エリア構築について、首都高速道路(以下、首都高速)と共同研究を3月31日に開始した。
ローカル5Gは、自己の建物内または自己の土地内での利用を原則とする制度に従い、広い敷地を持つ研究所や工場等への整備が進められている。一方で、交通機関や道路、河川等でローカル5Gを整備する場合、線状の敷地に沿った無線通信エリアの構築が必要となり、その開発が求められているという。共同研究では、首都高速が管理する高速道路上での実証実験等を通じて、ローカル5Gによる線状の無線通信エリア構築に向けた課題の抽出を行い、都市内高速道路上へのローカル5G展開の実現性を検証する。
今後、約1年間をかけて、ローカル5Gによる首都高速が管理する道路への無線通信エリアの構築、実測データの取得および詳細シミュレーションと実測の差異分析等を実施するという。
【関連記事】
・東芝インフラシステムズ、JR東海向けにAIによる車両向け自動学習・制御指令伝送装置などを納入
・ドコモの5G対応クラウドサービスが全国5ヵ所へ提供を拡大
・パナソニックのローカル5Gシステム、大規模都市ガス製造プラントで受注