NTTデータが2022年3月期の期末決算を発表した。売上高は前期比10.1%増の2兆5519億円、営業利益は同52.8%増の2126億円となった。
同社によれば海外事業の拡大と収益性の改善、国内事業の順調な規模拡大により当期利益をはじめすべての項目において過去最高を更新。
売上高は全セグメントにおける規模拡大に加え、為替影響により33期連続増収を達成したという。
来年度の業績予想としては、売上高は前期比28.1%増の3兆2700億円、営業利益は同11%増の2360億円を掲げる。
また、2022年度~2025年度の新中期経営計画ではNTT Ltd.との事業統合を前提とした数値として、連結売上高4兆円、連結営業利益率10%を目指す。なお中期戦略として同社は、以下の5つの戦略を上げている。
- ITとConnectivityの融合による新たなサービスの創出
- フォーサイト起点のコンサルティング力の強化
- アセットベースのビジネスモデルへの進化
- 先進技術活用力とシステム開発技術力の強化
- 人財・組織力の最大化
これらの戦略を支える仕組みとして同社は、グローバルを前提としたMarketing、Innovation、Governanceの機能を強化。事業環境の変化に対応した上で、投資と成長の好循環を確立し、Global 3rd Stageに向けた事業成長を実現していくとしている。
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