NECは、ガバメントクラウドを活用した行政デジタル化を支援するため、官庁・自治体の顧客がシステム基盤をクラウドに移行する際にサポートする「官庁・自治体向けクラウド統制運用プラットフォームサービス」を2022年度中に提供開始すると発表した。
同サービスは、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)が標準提供するサービスを利用した、AWS環境のセキュリティベストプラクティステンプレート「BLEA(Baseline Environment on AWS)」を活用。基本的なセキュリティを担保するとともに、NECが持つ行政機関向けのクラウド基盤運用ノウハウを組み合わせた環境を提供するという。
行政DXのクラウド構築・運用に際しては、専門的な知識・経験を求められることが多いといい、官庁・自治体のシステム担当者はクラウド固有のスキルを新たに習得しなければならないという課題があったという。また、開発者によってセキュリティに対する認識や基準が異なるなど、セキュリティが担保できていないケースがあったとのことで、NECは、この2つの課題に対応する観点で、同サービスの開発に至ったとしている。
なお、同サービスは、行政デジタル化を支援する「官公庁向けDXソリューション」におけるクラウドインテグレーション領域に位置づけられる新しいサービスとのこと。
サービス提供の流れは以下のとおり。
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