GMOグローバルサイン・ホールディングス(以下、GMOグローバルサイン・HD)は、静岡県が公募する「令和4年度静岡県電子契約システム実証事業業務委託」を受注し、電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」を活用した実証実験を支援すると発表した。期間は8月下旬から12月末までを予定しているという。
同事業は、静岡県が締結する業務委託、工事などの各種契約書を電子化することにより、県と事業者双方の業務効率化やペーパーレス化による紙資源の節減などを目指して実施するもの。
GMOグローバルサイン・HDは、電子印鑑GMOサインを開発・提供しており、これまで全国163自治体の実証実験や電子契約の実業務への導入サポートを行ってきている。同事業においては、これらの実績を活かし、県職員や事業者向けの電子契約のマニュアル作成・操作説明会の開催から、業務フローの見直し、効果検証の報告まで、静岡県の取り組みをトータルで支援するという。
電子印鑑GMOサインの活用により、静岡県の契約相手となる事業者は、インターネット環境とメールアドレスがあれば、費用負担なく電子契約が可能になるという。また、静岡県と契約相手方双方において、契約事務時間の短縮(製本、押印、郵送、保管、来庁にかかる時間などが不要)と契約関連費用の削減(印紙代、紙代、製本代、コピー代、郵送代、封筒代、保管料などが不要)が見込まれるとしている。
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