キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は、アジラと資本業務提携契約を締結した。
キヤノンMJは、ITソリューション事業における成長の中核として「Edgeソリューション」の強化を掲げ、中でも映像ソリューションにおいて、光学技術とAIを組み合わせ、様々な業種や業態における顧客の業務プロセス変革と、DX推進の加速に取り組んでいる。
アジラは、AIを用いた映像解析・人間の行動認識に強みを持つスタートアップ企業。1月には「施設向けAI警備システム『アジラ』」をリリースし、社会インフラや大型商業施設、オフィスビルなどへ展開している。「アジラ」を用いたAIによる24時間監視によって、製造現場での一人作業中の事故、商業施設におけるトラブル、夜間の器物破損など、従来の人の目に頼った施設警備では防ぎきれなかった事件事故の予兆検知、未然防止を支援しているという。
キヤノンMJは、今回の資本業務提携により、「アジラ」の取り扱いを開始。また、「アジラ」における新機能および、キヤノンMJグループが展開するネットワークカメラ、映像管理ソフトウェア、映像クラウドサービスとの連携機能の共同開発を通じて、映像の利活用を促進し、安心・安全な社会の実現を目指すとしている。
一方、アジラは今回の出資を受けて、「アジラ」の機能や性能、品質の向上を進めるとともに、グローバルにAI人材を獲得し技術基盤を強化。キヤノンMJとの連携を深めながら、ビジネスの成長を加速するという。
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