オートメーション・エニウェアは、オートメーション・サクセス・プラットフォームにおいて、生成AI(ジェネレーティブAI)を活用し、企業全体の生産性を加速させ、デジタルワークフォースを構築できるよう支援する3つのサービスを発表した。
同社は、自動化による生産性の向上とAIとの複合化により、ROIへの道のりをこれまで以上に速くできると述べている。また、同プラットフォームは、オープンで拡張可能なアーキテクチャを採用しているため、企業は、ビジネスにとって価値のあるユースケースをサポートするLLMを活用できるという。サービスの概要は以下のとおり。
Automation Co-Pilot+生成AI for Business Users(ビジネスユーザー向け)
同社は2022年に、アプリケーションに組み込まれた自動化アシスタントである「Automation Co-Pilot」を発表。現在、GPTを搭載し、コンテンツの作成、要約からメールの送信、推薦文の提供まで、システムで生成AIのユースケースを実行できるようになり、チームの生産性を加速させるとしている。
Automation Co-Pilot+生成AI for Automators(プロセスやBotの自動生成支援)
Automation Co-Pilotは、開発者エクスペリエンスに組み込まれ、生成AIと接続されることで、会話から自動的にプロセスやBotに変換し、自動化へのスピードを加速させることが可能になったとのこと。ユーザーは、Automation Co-Pilotと自然言語で会話することでオートメーションを作成し、組織内にオートメーション開発を開放するという。
ドキュメント・オートメーション+生成AI
ドキュメント・オートメーションは、構造化、半構造化に加え、非構造化ドキュメントからデータを理解、抽出、要約するために、生成AIのパワーを使用。また、データをプロセスワークフローに挿入でき、他システム間連携や変換が不要になるとしている。
生成AIを導入したオートメーション・サクセス・プラットフォームは、ヘルスケア、製造業、金融・サービスなどの業種の顧客に、業務の合理化、顧客サービスの向上、効率性の強化などを提供するとのこと。なお、Automation Co-Pilot+生成AI for Business Usersは、6月12日より一般提供を開始するという。
また、Automation Co-Pilot+生成AI for Automatorsのプレビュー版は7月に提供され、6月12日よりサインアップを開始。ドキュメント・オートメーション+生成AIは、第3四半期に利用可能になる予定だとしている。
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