大阪ガスと同社子会社のDaigasエナジーは、遠隔AIエネルギーマネジメントシステム「Energy Brain」を用いたサービスを提供開始する。
Energy Brainは、DaigasグループのAI制御を搭載。予測機能、データ収集・分析・蓄積機能を有するクラウド型の「遠隔指令システム」と、負荷設備などのデータ収集や制御信号を出す「制御端末」で構成されている。2022年12月から実証を進めており、エネルギーマネジメントの実効性を確認できたため、Energy Brainを用いた2種類のサービスを提供するに至ったという。サービスの概要は以下のとおり。
- 自動VPP制御:負荷設備などの遠隔自動制御を行うため、顧客による操作を必要としない自動VPP制御による対応が可能
- 省エネ制御:気象予測データ、エネルギー実績使用量、需要予測結果、電気・ガス料金情報などに基づき、最適な省エネ制御パターンを見直す。負荷設備などを遠隔自動制御することで省エネを実現
Daigasグループは今後、Energy Brainと様々なパートナーのシステム・機器との連携、「D-Lineup」などの低・脱炭素ソリューションと同サービスを組み合わせた提案により、VPPを拡大するとしている。
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