キンドリルは米国時間7月26日、企業の顧客がサイバー攻撃を検知し対応することで復旧を可能にするサービスを拡大すると発表した。
同社は、エンドツーエンドのセキュリティ運用機能とサービスを新たに展開することで、年間収益20億ドルを超えるセキュリティ&レジリエンシー事業を、470億ドル規模におよぶマネージドサイバーセキュリティサービスの世界市場(2025年予測)まで拡大できるという。顧客がサイバー攻撃に対処できるようサポートを実施し、セキュリティ運用のモダナイズと強化に貢献するとしている。概要は以下のとおり。
- セキュリティサービスの拡大:キンドリルのサイバーレジリエンス専門家とKyndryl Consultのパートナーが、顧客のセキュリティ運用における現在の環境を評価し、推奨事項を提案。セキュリティ運用ジャーニーの計画と進展を促進
- プラットフォームとしてのセキュリティオペレーション:2024年3月末までに、Kyndryl Bridgeに完全に統合される予定
- 包括的なサイバーレジリエンス:新たなセキュリティ運用および対応機能は、顧客にとって有害となる状況、脅威またはサイバー攻撃を予測・防御して復旧できるようなサポートに焦点を当てた同社のセキュリティ&レジリエンシーポートフォリオに統合される
なお、同社は、イタリア、カナダ、ハンガリー、スペインにセキュリティ運用センターを開設しており、2023年末までにインドを拠点としたセンターを設置する計画とのこと。また、日本についても検討を進めているという。
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