SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

SAS、産業向けソリューションを通じて生成AI提供 10億ドル投資の一環で

 SAS Institute(以下、SAS)は、産業向けソリューションへの10億ドルの投資の一環として、生成AIの未来への一手を打つと発表した。

 SASは、製造業や物流業でデジタルツインシミュレーションを構築する顧客と協業しており、合成データ生成に関しては、銀行や医療業界と連携。また、大規模言語モデル(LLM)の産業への適用に関する研究を行い、顧客にとって信頼性の高い安全な結果を提供することに注力しているという。

 同社のエグゼクティブ・バイスプレジデント兼CTOのブライアン・ハリス氏は、次のように述べている。

 「生成AIから価値を生み出すには、産業ドメインに関する深い専門知識、最先端のAI機能、そしてエンドツーエンドのガバナンスが必要です。産業向けソリューションへの10億ドルの投資には、正確かつ明瞭で、防御能力が高く、信頼性の高い生成AIの機能を統合することも含まれています。多くの場合、SASソフトウェアは顧客のビジネスにとってミッションクリティカルな存在であり、私たちには『ときどき』正しいという選択肢はありません」

 SAS Exploreで紹介された信頼性の高い生成AIに関するイノベーションの進展は、以下のとおり。

合成データの生成

 敵対的生成ネットワーク(GAN)への拡張機能を開発。プライバシーの保護、バイアスの緩和、希少な事象の補強が可能となり、デジタルツインの基盤として機能する。医療・ライフサイエンス・銀行・保険・小売・製造などの産業全体で洞察を得るためのコストを削減し、予測モデルを改善しているという。

デジタルツイン

 組織は、混乱に備えてレジリエンスを向上させるために、サプライチェーンや製造ラインなどの複雑なシステムをシミュレーションし、最適化する必要があるとのこと。物理的なシステムのデジタルツインを構築することにより、未来をより早く予測できるようになり、戦略的な意思決定、価値の向上、リスクと損失の低減につながるという。たとえば、フェデラルパブリックサービスファイナンスやウィーネンベルガーなどと協力し、オペレーションの最適化、問題の診断、予知保全対策の改善を行っているとしている。

大規模言語モデル(LLM)

 大規模言語モデル(LLM)は、生成AIの重要な要素であり、これら基本モデルはデータプライバシーを保護しながら、産業のユースケースに合わせて微調整する必要がある。ニューラルネットワーク、ディープラーニング、強化学習、自然言語処理におけるSASの専門知識は、顧客に対する生成AIの価値実現を加速。たとえば、「SAS Customer Intelligence 360」の統合を通じて、生成AIモデルを活用し、プランニング、コンテンツの作成、カスタマージャーニーの設計を効率化できるという。

【関連記事】
消費者の89%が「企業は不正対策を強化すべき」と回答──SASが調査レポートを発表
「SAS Explore 2023」開幕! 生成AIとAI予測の統合、2つの新製品などを発表
「SASは生成AIにも注力」CTOなどが来日、産官学におけるデータアナリティクスのハブ的存在に

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/18470 2023/09/25 18:50

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング