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SCSK、サイバーセキュリティの課題解決を支援する専門事業会社を設立 10月より事業開始

 SCSKは、サイバーセキュリティ対策に特化した専門事業会社「SCSK セキュリティ」を設立し、10月1日より事業を開始すると発表した。同社は、セキュリティの専門家として、プロダクト事業とサービス事業の両輪で顧客のサイバーセキュリティにおける課題解決を支援するという。事業概要は以下のとおり。

  • プロダクト事業:日本のみならず、米国や英国、イスラエルなど国内外の先端技術を持つプロダクトベンダーとのネットワークを通じて、最先端のサイバー攻撃および防御製品の情報を取得。プロダクト提供経験を持つエキスパートによる製品評価およびインテグレーション評価を実施した製品を顧客に提供
  • サービス事業:国際的なCTFの大会で優勝経験を持つホワイトハッカーの知見、脆弱性診断実績に裏付けされた経験、多種多様な業種の顧客におけるセキュリティレベル向上を支援

 また同社は、グループが持つ強みを結集させ、グループ全体のケイパビリティ向上に寄与することで、SCSKグループのセキュリティ事業を拡大。その実現に向けて、以下の施策を実施するとしている。

  • SCSKグループの既存顧客に対し、SCSK セキュリティが有する知見を活用したセキュアなシステムインテグレーションを提供
  • SCSKが提供するシステム構築およびアプリケーション開発にSCSK セキュリティが持つ知見を活用。開発、セキュリティ、運用の手法を組み合わせた技術的なフレームワークであるDevSecOpsや開発サイクルの中でテスト工程を前倒しして行うシフトレフトを実現したシステム開発を実践
  • SCSKが提供する顧客常駐型サービスにおいて、SCSK セキュリティの技術支援を活用。セキュリティ運用サービスのケイパビリティを拡大させ、セキュリティ運用における課題解決をグループ全体で推進
  • SCSKグループに散在するセキュリティの専門人材の最適配置を推進。加えて、市場価値に即した処遇を含めた新たな人事制度の構築、新卒採用およびキャリア採用の強化を通じて、セキュリティ人材の確保・育成を進める

 SCSK セキュリティは今後、同社グループのセキュリティ事業の中核企業として、新たなプロダクトやサービスの開発に加え、グループ全体のセキュリティ関連事業の整理、国内外のセキュリティ専門会社のM&Aなどを通じて、グループ全体で現在売上200億円規模のセキュリティ事業を、2030年までに1000億円を目指すという。

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