フューチャーアーキテクトは、銚子丸の全社DX推進プロジェクトにおいて、11月に全社共通基盤を構築し、AI技術を活用するためのデータ分析基盤を実装した。
同プロジェクトでは、フューチャーグループのライブリッツが提供する顧客管理システム「Fast Biz」をベースに全社共通基盤を構築。顧客・注文・売上データの一元管理を実現し、データ分析の結果をダッシュボードに可視化することで、経営・管理部門と現場との情報共有を可能にするという。
基盤以外の分野では、フューチャーのAI/データ分析に特化した専門チームStrategic AI Groupが銚子丸DXメンバーに分析手法・ノウハウを教示しながらデータ利活用を共同で行い、内製化に向けて支援。定形・非定形レポートによる分析をはじめ、商圏・店舗分析にAI(機械学習)を使用するなど、サポートを実施しているという。また、9月からは分析で得られた考察をもとに実店舗で改善施策と効果測定を行う「店舗改善の実証実験」も開始。実践的なデータ利活用を推進するため、実証実験終了後は対象店舗を順次拡大していく予定だとしている。
![プロジェクト全体像<br/>[画像クリックで拡大表示]](http://ez-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/18712/18712_01.png)
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なお、こうしたデータ活用の施策と並行し、フューチャーグループのコードキャンプが研修プログラムを提供。銚子丸の社員がデータサイエンティストとして必要な基礎知識を身に付け、DX人材として自走するための育成支援を行っているという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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