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UiPath、2024年の自動化とAIのトレンドを7つ発表 AI+自動化のユースケース需要高まるか

 UiPathは、「自動化とAIの2024年のトレンド〜2つの革新的なテクノロジーが来年どのような価値をもたらすかの7つのトレンド」を発表した。

 今回のレポートは、同社の顧客やパートナー、コミュニティメンバーからの反応をヒアリングして考察したもの。自動化とAIが組織でどのように活用され、価値をもたらしているかについて検討した結果を示している。詳細は以下の通り。

トレンド1:自動化によって、経営層はAIの価値を理解する

 EYストラテジー・アンド・コンサルティングのレポートでは、2024年末までに88%の企業がAI機能の強化に投資すると予想されている。またAIの活用を進めるために、多くの企業が自動化にも目を向けているとされ、マッキンゼーのレポートでは、「生成AIを他のすべてのテクノロジーと組み合わせることで、業務の自動化は年間0.2〜3.3%ポイント生産性の向上が見込める」としている。以上のことから、2024年はビジネスにおいてAIの実装が進む年になると推測した。

トレンド2:AI+自動化のユースケースの需要が高まる

 AIと自動化を組み合わせた「すぐに使えて、成果が出る」ソリューションの導入が進むことが考えられるとしている。特にインテリジェント・ドキュメント・プロセシング(IDP、データ文書からの情報抽出などを含む、AIを活用した文書処理技術)については、スピードアップ、機能強化、コスト改善が想定できるという。組織がまだAIの活用に向けて準備をしている段階であっても、このようなソリューションを通じてスピーディーにAIの生み出す価値を享受できる。

トレンド3:透明性の高い組織への注目が集まる

 プロセスとタスクのマイニングを組み合わせ、デジタルを活用して「企業に対するMRI」を行うことで、プロセスをチェック・評価を行うことができる。2024年以降はこうした機能を導入し、組織全体の効率などを改善することが考えられる。

トレンド4:LLMs(大規模言語モデル)がバーチャルアシスタントを強化

 米国の経営幹部の多くが、生成AIとLLMs(大規模言語モデル)の進歩に注目しているという。LLMsによる恩恵の別の側面として注目されているのは、コパイロットのアシスタント機能。同機能は、人々の作業状況やタスクを理解し、簡単なことばでのコミュニケーションが可能となっているため、業務をサポートすると推測している。

トレンド5:自動化自体に「自動化」の要素が追加される

 これまでは自動化を機能させるために、前段階としての手作業が必要な側面があったが、AIによる自然言語理解の進化や、自動修正機能の改善が進み、ワークフロー作成や修正を行う作業が削減された。2024年もこの分野の継続的なイノベーションが期待されているとしている。

トレンド6:「安全なAI」が人々の行動と革新の焦点となる

 成熟したAIガバナンスポリシーを導入している企業はまだ少ないのが現状だという。しかし、この分野においても多くのイノベーションやサービス開発が進み、来年にはAIの安全性を強化する取り組みが進むと考えられるとした。堅実なAIによる効果を上げるためには優れたガバナンスが不可欠であり、リスクと恩恵の良いバランスを模索する中で、AIの実装が進むと予測している。

トレンド7:業務の在り方の再定義がはじまる

 マッキンゼーの調査によると、2030年までには現在の仕事の最大30%が自動化される可能性があるという。既に導入が進んでいる分野や、バーチャルワーカーが業務に及ぼす影響について考え、業務の在り方の定義を再検討していく必要があるとした。そして、人間ならではの想像力と創意工夫を考慮した上で、デジタルと人間の新しい関係性を構想していくべきだとしている。

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