日本電信電話（以下、NTT）とブリヂストンは、両社の技術を生かした共創テーマとして「デジタルツイン」「サステナビリティ」「タイヤを介した環境および人にやさしい街づくり」の3つを選定し、2月29日より取り組みを開始した。
両社は、各社のビジョン実現に向け新たな社会価値、顧客価値の創造を目指し、2022年より協業を開始している。今回の取り組みによって、NTTのサイバー関連技術と、ブリヂストンがゴム・タイヤ開発で培ってきた技術の融合を通じ、以下のテーマで共創を進めていくとしている。
- デジタルツイン：人々が時間や空間に縛られずに創造性をもって行動できる社会実現を目標とし、誰もがリアルとサイバーの融合による価値を享受できる環境実現を目指す。同取り組みでは運動を対象とし、フィジカル面での特徴・特性や、モノの微細な性質に対する暗黙知、メンタル面での意識を含めた状態をデジタル化し、他者に伝えて再現することで、誰もが価値を享受できるデジタルツイン技術を実現する
- サステナビリティ：人々が生活する地球を大切にする社会実現に向け、限りのある資源を活用する製品ライフサイクルの実現を目標とする。簡易で信頼性のある方法で製品の材料の識別を行うことで、循環型社会への貢献を目指す
- タイヤを介した環境および人にやさしい街づくり：モビリティ領域での安心・安全・快適な社会実現を目標とし、搭乗者に伝わる振動などの車両に対するセンシングや人に対するセンシングで得たデジタルデータを活用する。これにより、誰もが車で快適に移動できる環境実現を目指す
両社は今後、テーマごとに共同実験を推進し、2024年からは可能な領域から順次社会実装を始めていくとのことだ。
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