SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

アドビ、Adobe Firefly搭載の新たな生成AI機能をAdobe Substance 3Dワークフローに統合

 アドビは、Game Developers Conference(GDC)2024において、Adobe Substance 3Dのデザインおよびクリエイティブワークフローに、Adobe Firefly搭載の新しい生成AI機能を直接組み込んだことを発表した。

 アドビの生成AIモデルをAdobe Substance 3Dエコシステムに直接統合することにより、工業デザイナー、ゲーム開発者、VFXプロフェッショナルにとっての創造性と効率性の新時代が到来し、3Dテクスチャリングや背景画像生成などの様々な分野で反復的およびクリエイティブなプロセスが加速されると述べている。

 Substance 3Dの最新リリースでは、2つの新しいAdobe Firefly搭載機能が導入された。

  • Substance 3D Samplerの「テキストからテクスチャ生成」機能では、クリエイターがシンプルなテキストプロンプトからフォトリアリスティックからスタイル化されたものまで、3Dオブジェクトの表面のテクスチャを生成できるようになった。この機能により、物理的なプロトタイプの作成やストック画像の選定、人手による写真撮影も不要になるため、アーティストやデザイナーのクリエイティブおよび反復的なプロセスが強化される
  • Substance 3D Stagerの新しい「背景を生成」機能は、テキストプロンプトから精緻な背景画像を作成し、遠近法とライティングをインテリジェントに調整してシーン上にオブジェクトがシームレスに合成されるようにする

 これらの新機能を組み合わせることで、クリエイティブなレビュープロセスを加速し、プロフェッショナルなデザインワークフローを生産的でシームレスなものにすると同時に、時間を節約できるとしている。

 工業デザイナーやゲームおよびVFX業界のプロフェッショナルにとって、これらのアップデートは、アイデア出しのスピードアップと創造の自由の拡大に加え、高品質でリアルなテクスチャや環境が、従来に比べわずかな時間とコストで生成できることを意味するという。また、マーケティングのプロフェッショナルやコンテンツ制作者にとっても、忠実度の高いビジュアルやアニメーションを制作し、ブランドプレゼンテーションやストーリーテリングを強化する上で、新機能は有意義なものになるとしている。

 Adobe Fireflyの機能を使用して作成または編集されたアセットに、Adobe Fireflyは「コンテンツクレデンシャル」をデフォルトで付与し、制作の過程で生成AIが使用されたことを示すという。コンテンツクレデンシャルは、デジタルコンテンツの「成分表示ラベル」の役割を果たす検証可能な詳細情報であり、アセット名、作成日、作成に使用したデジタルツール、途中で行われた編集などのコンテキスト情報を表示することで、デジタルコンテンツの透明性を高めるのに役立つと述べている。

 また、Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)が提供するオープンソーステクノロジーにより、どこで使用、公開、保存されてもコンテンツと詳細情報との関連付けが維持されるとしている。これにより、デジタルコンテンツの著作者が適切に示され、消費者はそれを信用すべきかを十分な情報とともに判断できるという。

提供開始時期

 「テキストからテクスチャ生成」と「背景を生成」機能を搭載したSubstance 3D Sampler 4.4とStager 3.0のベータ版は、3月18日(米国太平洋時間)より開催されているGDC 2024のSubstance Daysで展示、アドビのAdobe Substance 3D ブースでデモされ、3月21日以降順次すべてのAdobe Substance 3Dユーザーが利用可能になるという。

【関連記事】
アドビ、最新バージョンの「Adobe Express」モバイル版アプリ(ベータ版)を発表
生成AIの利用経験は25-39歳のY世代が最多、15-24歳のZ世代より高い結果に──アドビ調査
アドビ、デジタルエコノミーとジェネレーティブAIが消費者や企業に与える影響を発表

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/19427 2024/03/21 15:30

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング