SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2024 Summer

2024年6月25日(火)オンライン開催

予期せぬ事態に備えよ! クラウドで実現するIT-BCP対策 powered by EnterpriseZine

2024年7月10日(水)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

SAPの各種アプリケーションに「Joule」搭載進む 既に14の新サービスをリリース

 SAPジャパンは4月23日、SAP Business AIの最新情報についてプレスセミナーを開催した。

 まず、同社ビジネステクノロジープラットフォーム事業部 事業部長の岩渕聖氏が、2023年11月に開催した同セミナー以降のアップデートを話した。SAP Business AIの全体像は大きく4層で構成されている。同社が開発した自然言語生成型AIの「Joule(ジュール)」を筆頭に、各アプリケーションに組み込まれたAI機能、カスタム可能なAIファンデーション、そして3月に協業を発表したエヌビディアを含む9社連携パートナーだ。

画像を説明するテキストなくても可
クリックすると拡大します

 岩淵氏はエヌビディアとの提携について、「1つは、RAGのようなハルシネーションを防ぎ、生成AIの精度を上げるモデルを一緒に作っていくこと。もう1つは、SAP S/4HANA Cloud、SAP SuccessFactors、SAP Signavioに組み込む最適なシナリオを作っていきたい。3つ目は処理の高速化。機械学習、AI含めて非常に多くのコンピュータリソースが必要となる。最後に、既にリリース済みのLLMモデルをチューニングしていく形で誤差をなくしていく」と話した。

画像を説明するテキストなくても可
SAPジャパン ビジネステクノロジープラットフォーム事業部 事業部長 岩渕聖氏

 続けて岩淵氏は前回からのアップデートとして、2024年4月現在でSAP Business AIのシナリオが80を超えていると強調。2023年第4四半期以降、Jouleを皮切りに14の新サービスをリリースしたという。Jouleについては、各種アプリケーションの中で使えるようになってきているとした。具体的に、SAP SuccessFactors、SAP Start、SAP Build Code、アーリーアダプタを対象にSAP S/4HANA Cloud Public Editionでも使えるとのことだ。岩淵氏は「この半年でここまで広げてきた。今後も対応するアプリケーションが増えてくる」と話す。さらに、SAP Analytics Cloud Just Ask、SAP HANA Cloud Vector Engine、SAP Build Codeといった技術基盤領域でもJouleを提供開始しているという。

画像を説明するテキストなくても可
クリックすると拡大します

 Jouleの特長として、岩淵氏は「SAPにしかない業務のコンテキストやデータ、システムの中身の情報がある。これらをJouleに連携することで、業務処理やエラーチェックにも発展して利用できる」と話す。4月以降も、Jouleをアプリケーションに組み込む予定が目白押しだ。最後に岩淵氏は「年内でも49以上のリリースを予定している。今後、機能が拡大していくロードマップがでているので、ITの開発現場やデータ活用の現場自体も大きく変わってくると想定している」とした。

画像を説明するテキストなくても可
クリックすると拡大します

 次に、同社カスタマーアドバイザリ統括本部 SAP Business AI Lead 本名進氏が登壇し、Jouleの特長を補足した。「何といっても強みはSAPの操作感をガラッと変えるものになる。そもそもマウスクリックするものではなく、自然言語で問い合わせて、指示をどんどんしていくもの。まさにユーザーアシスタントだ」と強調。岩淵氏はデモ操作で、Jouleがレポートのサマリーや次のアクション提案ができることを説明した。

画像を説明するテキストなくても可
SAPジャパン カスタマーアドバイザリ統括本部 SAP Business AI Lead 本名進氏

 今後の国内での展開戦略として、既存のパートナー向けの支援や既存顧客に向けた支援と具体的なユースケースの提示を挙げる。本名氏は「AIの領域は新しいものだが、すぐにAI-readyなパートナーが日本でも立ち上がる見込みだ」と話す。加えて、イノベーションを創出する施設として「SAP AppHaus」をグローバルに展開しているが、国内初拠点としてザイナスが4月10日に大分県に「Zynas AppHaus Oita」を開設したことを挙げた。デザインシンキングなどを通してAI活用のユースケースを見出したり、アセット化したりしていくことを展開予定だという。

【関連記事】
SAPとNVIDIAがパートナーシップ拡大 アプリケーション全体での生成AI導入を加速
「2024年はビジネスAI元年」、SAP社長 鈴木氏が2024年のビジネス戦略を発表
ENEOS、デジタル戦略実現に向けてシステム基盤に「RISE with SAP」を採用

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
この記事の著者

小山 奨太(編集部)(コヤマ ショウタ)

EnterpriseZine編集部所属。製造小売業の情報システム部門で運用保守、DX推進などを経験。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/19617 2024/04/24 18:35

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング