デロイト トーマツ コンサルティング(以下、デロイト トーマツ)は、NVIDIAとの日本市場における協業を発表した。
同協業は、デロイトが取り組んでいるフルスタックのNVIDIAアクセラレーテッド コンピューティングおよびソフトウェア導入を支援する活動の一環で、デロイト米国の知見などを活用しながら日本企業へのサービスを加速化するとしている。
同アライアンスを機に、デロイト トーマツは新たにエンジニアやコンサルタント約50名が所属する「エヌビディア・プラクティス」を組成。同チームが、NVIDIA AI Enterprise、NVIDIA Omniverseなどのソフトウェア製品を活用したユースケースの共有や導入支援サービスの提供、加えて人材トレーニング、海外も含めたプロフェッショナル連携などで中心的な役割を担うと述べている。
NVIDIAのソフトウェアは、機械学習、深層学習、自然言語処理、画像・音声認識などに関連するAI技術の機能を継続的に改善することを可能にするという。また、デロイト トーマツは、業種や業務に焦点を当てた特化型LLMの開発や、エンタープライズソフトウェアプラットフォーム向けの高性能の生成AIソリューションの構築などでもNVIDIAと協業中。これにより、クライアントのバリューチェーンにわたって様々なAI技術やシステムが連携して機能するエコシステムの構築を支援し、ビジネスモデルや製品・サービスの革新に貢献することを目指すとしている。
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