JTPは、宮崎県日向市が、生成AIインテグレーションサービス「Third AI 生成AIソリューション」Azure OpenAI Serviceを導入したことを発表した。
日向市は、「日向市DX推進計画」の取り組みの一環として、行政の独自データを学習した生成AIの日向市モデル「Hyuga_AI」の構築プロジェクトを開始。その中で、自治体のセキュリティ基準をクリアしたMicrosoftの生成AIサービスAzure OpenAI Serviceの導入を、Third AI 生成AIソリューションの提供を通してJTPが支援したという。
4ヵ月にわたるPoCでは、主に議会議事録と例規集のデータを取り込んだうえで精度調整を重ね、最新モデルへの対応や、参照データとプロンプトの最適化によって生成を実現。これまで利用範囲を一部職員に制限していたが、2024年夏頃までに全職員に展開する計画だという。
また、新たなデータの読み込み・職員の利用促進を行い、市職員の負担軽減や業務効率の向上に貢献することが期待されており、将来的には問い合わせ業務のサービスを充実させ、市民サービスの向上に生かしていく予定だとしている。
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