AvePoint Japanは2024年9月12日、クラウドデータバックアップシステム「AvePoint Cloud Backup」が、八十二銀行に2024年2月より導入されたと発表した。この導入により、改正電子帳簿保存法への対応とともに、2026年1月の新銀行発足に向けたデータ管理基盤の確立を実現したという。
同行では2022年のMicrosoft 365導入以降、BCP対策の面でバックアップシステムの整備が課題だったとのことだ。その中で、2024年1月に制定された改正電子帳簿保存法にともない、バックアップ環境の整備を本格的に開始し、AvePoint Cloud Backupの導入に至ったとしている。
同システムにより、電子帳簿保存法へのスムーズな対応を実現、長期間のデータ保存が可能になり退職者が作成したデータを取り出せるようになったという。ユーザーである行員の利便性も向上したとしている。
今後は、システム全体のセキュリティ強化に引き続き取り組む予定だという。加えて、新たな課題である組織変更などのメンバーの入れ替えにともなうクラウドデータ管理などについて、クラウドシステムの活用と業務基盤のアップデートで対応していくとのことだ。
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