2024年10月24日、CData Software Japan(以下、CData)は、Cventが提供するイベント管理SaaS「Cvent」のデータ連携を拡張する「CData Cvent Drivers」を発表した。
Cventは、イベント管理のイベントの計画、プロモーション、参加者管理、フィードバック収集などをカバーするプラットフォーム。CData Drivers for Cventにより、ユーザーはCventのデータをノーコードでDWH・BI・CRMに連携し、業務に活用できるという。
同サービスの詳細は以下のとおり。
CventをTableau、Power BI、Looker StudioなどのBIツールと連携、レポート作成やダッシュボード構築に
Cventはネイティブのアナリティクス機能が搭載されているが、Power BIやTableauなどのBIツールからデータを活用するには各ツールとのAPI連携が必要になる。このAPI連携を、CDataによりノーコードで実現できるという。
CventのデータをDWH/DBに連携、CRMやMAのデータと統合し顧客の360°ビューを構築
Cventでは、イベントに参加したユーザーのデータを収集できるとのことだ。「CData Sync」とCvent Driversを組み合わせ、収集したデータをSnowflake、BigQuery、PostgreSQLやMySQLといったDWH/DBに連携。SalesforceやMarketoなどといったCRM・MAのデータと組み合わせることで、顧客理解を深め、マーケティングキャンペーンの設計に活用できるとしている。
CventをCRM・MA・SFAと双方向連携、イベント管理業務の自動化を促進
ノーコードのデータ連携ツール「CData Arc」とCData Driversを組み合わせ、CventとCRM・SFAを連携し、Cventのデータを既存の自動化フローの中に組み込めるという。kintoneやeセールスマネージャー、Sansan、Zoho CRMといったCRMとの連携が可能とのことだ。
その他、CData Drivers for Cventの機能は以下のとおり。
- JDBC、ODBC、ADO.NET、Pythonの標準接続テクノロジー。加えてPower BI、Tableau、Excel、SSIS、PowerShell向けカスタムコネクタをリリース
- イベント、イベント参加者、予算、展示者、セッション、アンケート調査結果、スピーカーなどのデータを取得・編集
- 標準SQLでの双方向読み書き(CRUD)に対応
- ユーザー定義のカスタム項目をドライバーが自動検知
- 任意のBIツール、Excel、ETLツールからAPIコーディングなしで利用可能
【関連記事】
・「CData Sync」と「Safie」製品連携開始 データを各種DWH・BIダッシュボードで可視化
・CData、ThoughtSpotと連携 175種類以上のSaaSデータがゼロETLで連携可能に
・データ仮想化ソリューション「CData Virtuality」が日本でリリース