2025年1月31日、エクサウィザーズのグループ会社であるExa Enterprise AIは、ChatGPTサービス「exaBase 生成AI」において、DeepSeek-R1の安全提供に向けた社内検証を開始すると発表した。
同検証では、生成テキストの安全性の確認、ファインチューニングによる調整も含めた顧客へのセキュアな提供方法の検討を行うという。同社が準備したホスティングサーバーで同モデルを運用することで、最新の生成AIモデルを検証したいという顧客のニーズに応え、セキュアに検証できる環境の早期提供を目指すとしている。検証を踏まえ、安全性などが確認でき次第、無料で限定10社に提供をする予定。時期は、2025年2月中旬を予定しているとのことだ。
今回検証するモデルは、DeepSeekによって公開された以下のモデルシリーズ。
- DeepSeek-R1
- DeepSeek-R1-Distill-Qwen-1.5B/7B/14B/32B
- DeepSeek-R1-Distill-Llama-8B/70B
顧客への提供開始時は、同社が運用するホスティングサーバー上で運用されるため(オンプレミス)、学習データとして利用されることなくセキュアな環境で検証できる予定。なお、DeepSeek-R1は、検証用としてホスティングサーバーで運用するため、API接続は行わないとしている。
【関連記事】
・AMDがDeepSeek-R1の蒸留モデルをRyzen AIとRadeonで実行する方法を発表
・6割が生成AIを全社導入済み RAGの採用も進む──Exa Enterprise AI調査
・第一生命、AIサービス開発環境「exaBase Studio」導入 2025年1月に本格稼働へ