Kyndryl(以下、キンドリル)は、エンドツーエンドのSASE(Secure AccessService Edge)サービスの提供開始を発表した。
同SASEサービスは、ネットワークとセキュリティを統合したクラウド型のサービスであるパロアルトネットワークスのPrisma SASEをサポートしているという。Prisma SASEは、ユーザー認証と承認を制御し、ビジネスアプリケーション、エッジ、IoTテクノロジーへのセキュアなアクセスを可能にするとのことだ。
- Kyndryl Consultのアドバイザリーサービス:キンドリルは、顧客の現在のネットワーク環境におけるエンドツーエンドのネットワーク成熟度(ネットワークおよびセキュリティオペレーションセンターを含む)と、ネットワークセキュリティの健全性評価を実施し、顧客のビジネス目標と優先順位に合わせたSASEとゼロトラストアプローチを推奨しているという
- キンドリルのデザインおよび実装サービス:キンドリルは、セキュリティサービスエッジ(SSE)やSD-WANサービスからパロアルトネットワークスのPrisma SASEへと移行するような、顧客のネットワークモダナイゼーション要件を構築および協議するためにコラボレーションアプローチを活用。 その後、顧客のPrisma SASE環境の包括的なデザインと導入を行い、それには既存のユーザーとサービスのテスト、設定、移行、セルフマネージドサービスのトレーニングの実施が含まれるとしている
- キンドリルのマネージドSASEサービス:キンドリルは、Prisma SASEを導入した顧客のプラットフォームをエンドツーエンドかつ24時間365日体制で管理。これにはアップグレードや健全性チェックの実行、継続的な最適化作業、既存のセキュリティ運用センター(SOC)およびネットワーク運用センター(NOC)プラットフォームとの統合が含まれるとしている
- Kyndryl Bridgeとの統合:キンドリルのSD-WANサービスは、AIを活用したオープン統合デジタルビジネスプラットフォームのKyndryl Bridgeと統合されているという。このプラットフォームにより、顧客はテクノロジー環境全体とハイブリッドIT接続を監視、統合、および調整できるとしている。また、キンドリルは、Kyndryl Bridgeに新しいSASEサービスを統合し、プラットフォームの機能を強化しているという
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