日本オラクルは、アダストリアが、海外事業の拡大に向けたインフラ強化のため「Oracle NetSuite」を導入したことを発表した。
アダストリアは、グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなど30を超えるブランドで、カジュアルファッション専門店を国内外に展開。台湾への出店をきっかけにグローバル展開を開始し、国内外で約1,500店舗を運営している。現在は、中国本土やタイなどのアジア地域を中心に出店を加速させているという。新しい市場に進出する際、各国の商習慣に対応するため、従来のERPシステムに合わせてカスタマイズしたサブシステムを構築していたが、継続的な成長を支えるには新しいERPシステムが必要と判断し、NetSuiteを選択したとしている。
NetSuiteの導入により、財務プロセスの合理化、レポーティングの改善、内部統制を強化するとともに、財務会計やCRM、マーケティング、Eコマースといった機能が統合された単一のERPシステムで運⽤できるようになるという。
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