キンドリルジャパン(以下、キンドリル)は、雪印メグミルクの統合データウェアハウス(DWH)システムの刷新を支援し、2025年2月より稼働していると発表した。
この統合DWHシステムは、雪印メグミルクがDXを推進するための戦略的なシステムと位置付けられており、新たなデータ利活用の基盤を整えたことで、さらなる企業価値の向上を加速させるとしている。
統合DWHシステムは、物流、生産、営業、財務、受発注といった事業活動で発生する、多様かつ大規模なデータを保管できるデータウェアハウスを指す。データの収集や分析を、迅速かつ様々な切り口で実施することにより、日常業務だけでなく、データに基づくビジネス検証、データを活かした事業戦略の策定といった全社横断的なデータ利活用が可能になるとのことだ。
統合DWHシステムは、ビジネスの成長にあわせた拡張性と柔軟性を確保し、かつ容易な運用を実現するため、従来のオンプレミスからクラウドへ移行したという。ソリューションは「Teradata VantageCloud」と「MicroStrategy Cloud Environment」を採用。また、ファイル連携やジョブ管理などの運用基盤は、前述の2つのSaaSとの親和性を考慮して「Amazon EC2」を採用し、IaaSと組み合わせたクラウド基盤を構築したという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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