システムインテグレータは、データベース開発ツールの最新バージョン「SI Object Browser for Postgres 25」を7月14日にリリースすると発表した。

最新バージョンでは、オープンソースリレーショナルデータベース管理システムの「PostgreSQL 17」、エンタープライズDBが提供する「EDB Postgres Advanced Server 17」、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の「Amazon RDS for PostgreSQL 17」に対応したという。また同日から、同製品の販売代理店を務めるアシストが、最新バージョンの販売を開始するとのことだ。
「EDB Postgres Advanced Server」について
EDB Postgres Advanced Serverは、オープンソースのリレーショナル データベース管理システム(RDBMS)であるPostgreSQLをエンジンとし、企業システムで求められる機能を実装したデータベース。「性能」「可用性」「セキュリティ」「運用管理」など、企業のニーズを満たすために必要な機能が集約されているという。
最新のバージョン17では、バキューム処理のメモリ管理の全面的な見直し、ストレージアクセスの最適化など、全体的なパフォーマンスが向上。また、論理レプリケーション機能が強化され、耐障害性が向上するとともにバージョンアップのプロセスも効率化されるという。加えて、BFILE型やDBMS_LOBパッケージなどのOracle Database互換機能や管理・監査機能も充実し、エンタープライズ用途のデータベースとして進化しているとした。
「SI Object Browser for Postgres」について
SI Object Browserは、テーブルの閲覧、SQLの編集・実行や各種オブジェクト作成、ストアドプログラムのデバッグ、Excel形式でのテーブル定義書の出力などをGUI上で実行できるデータベース開発ツール。今回リリースする最新バージョンでは、EDB Postgres Advanced Serverをはじめとする主要なPostgreSQL互換データベースの最新バージョンに対応したことで、より高度な運用管理や開発、Oracle Databaseからの移行が可能になり、生産性の向上と業務効率化をサポートするとのことだ。
今回、SI Object Browser for Postgres 25でEDB Postgres Advanced Server、Amazon RDS for PostgreSQL、PostgreSQLの最新バージョンに対応範囲を拡大したことにより、SI Object Browserシリーズ全体で2025年からの3年間で約25億円の販売を見込んでいるという。
【関連記事】
・富士通、社内外データを統合する新機能発表 AIエージェント活用しサプライチェーンのレジリエンス向上へ
・Qlik、Databricksユーザー向けの新機能を発表 AI対応アーキテクチャへの移行加速を支援
・テラスカイ、クラウドデータ連携サービス「mitoco X」のVer.2.0を提供開始
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア