24日、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は、「クラウド・コンピューティング社会の基盤に関する研究会」報告書を公開した。
本報告書は、IPA内に設置した「クラウド・コンピューティング社会の基盤に関する研究会(座長:筑波大学大学院 加藤和彦教授)」における発表や議論、および実施したアンケート等の調査結果を踏まえ、研究会委員とIPAによって取りまとめたもの。
本報告書の主な内容は、以下のとおり。
1.クラウドとは何か(クラウドの定義、本質など)
2.クラウドの成り立ちと現状について(欧米各国と日本における展開、技術の解説など)
3.クラウドの利用形態や産業・社会への浸透の具体的なイメージ(クラウド導入に関するユーザ別のメリット・デメリットなど)
4.クラウドの導入事例とユーザ側の意識・懸念材料(日本における具体的なクラウド導入事例、アンケート調査や中小企業の聞取り調査からみたクラウドの優位性と懸念材料など)
5.ユーザなどの各主体が重視すべきポイント(クラウドユーザ、クラウドベンダー、公的機関別の整理)
6.今後のクラウドの進展に伴う検討課題(環境整備、セキュリティ、OSS、人材育成など)
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