キンドリルは2025年11月、エージェンティックAIを活用し、働き方の再定義やAI導入を加速させるための新たなチェンジマネジメントサービスを発表した。今回のサービスは、従業員のAI対応力強化、人とAIエージェントの協働促進、業務プロセスの再設計などを包括的に支援する内容となる。
同サービスは、AI導入の障壁となりやすい組織文化や人材スキルに着目し、従業員リスキリングから、AIエージェントとの協働体験設計、ビジネスプロセスの最適化まで幅広く対応。Kyndryl ConsultおよびKyndryl Vitalの専門家が、カスタマイズされた学習プログラムの設計やデジタルワークフォース活用の指南、現場でのトレーニングを実施するという。
キンドリルの調査によれば、87%の経営幹部が「今後1年でAIが業務を変革する」と回答する一方で、従業員のAI活用力に自信がある経営層は29%にとどまるとされる。また、継続的な変革文化を持つ企業は、AI投資によるROI向上やイノベーション拡大の可能性が高いことも判明しているとした。
新サービスは、エージェンティックAI導入の設計図を提供し、意義ある専門職の役割再定義やスキルマッピング、実践的トレーニングを通じて持続的な組織変革を実現する。あわせて、ユーザー体験の設計にも注力し、AIエージェントがユーザーのニーズを先回りして対応する体験を提供。これにより、企業は競争力の強化やAI投資効果の最大化が可能となるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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