TOKIUMは12月3日、「TOKIUM AI新リース判定」において資産単位でのリース識別機能を新たに追加したと発表した。これにより、1つの契約書に複数の資産が記載されている場合でも、AIが資産ごとにリース該当性を自動抽出し識別できるようになるという。
業務現場では、効率化のため複数資産をまとめて契約する事例が多くみられる。一方で、契約書内の個々の資産について、リースか否かを正確に識別する手間や、会計システムへの手入力作業が課題となっていた。新機能では、契約書から資産名、リース期間、金額などをAIが資産別に抽出し、それぞれのリース識別を自動化。判定結果や抽出データは各種リース資産管理システム向けのCSV形式でも出力でき、手入力を不要にするという。
同サービスは、2027年4月以降強制適用となる新リース会計基準に対応したもの。企業の会計業務の効率化や人的ミスの削減に寄与するとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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