みずほ証券は液冷データセンターを新たに構築し、国内の金融業界で初となる直接液冷(Direct Liquid Cooling、以下「DLC」)方式を採用した日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)の「HPE Cray XD2000」を導入した。今秋から液冷設備やシステム構築、稼働評価などを実施し、2027年4月以降に本番稼働する予定だとしている。
みずほ証券は、現在の冷却要件に対応するとともに、将来のシステム拡張にも備えるため、液冷対応のデータセンターを新たに構築するという。密度最適化されたスケールアウト型コンピュートシステムであるHPE Cray XD2000は、発熱量の大きい主要コンポーネントから熱を直接除去するDLC方式を採用。空冷方式と比較して、キロワットあたり最大20%の性能向上と15%の消費電力削減を実現する冷却機能により、高密度型サーバーの安定稼働を実現するとしている。新システムでは、サーバーノードあたり現行の1.6倍の性能を見込んでいるとのことだ。
監視と保守に関しては、HPE Servicesが導入後のシステムを一貫して支援。DLCシステムと電源システムの稼働状況をリアルタイムで可視化し、冷却液の漏れを検知した際に監視機能で自動通報するなどサポートするという。
同社は第1期として8サーバーノードを導入し、本番環境で効果を確認しながら、今後サーバーとラックを順次拡張する予定。また、同システムでDLCの有効性を実証し、将来のプライベートAI基盤向けGPUサーバーへの展開も検討しているとのことだ。
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