日本オラクルでは、東日本大震災よる国内情勢の変化や、この夏に想定される電力供給不足により、企業にとってBCP策定は緊急の課題となっているなかで、リスク発生に備え、従業員が「いつでも、どこでも」就労可能で事業を継続できる環境を整備することが必要になっているとしている。
日本オラクルは、企業のリスク管理の視点から、従業員が時間や場所にとらわれないワークスタイルを実践できる在宅勤務ソリューションを提案したという。この在宅勤務ソリューションは、日本オラクルが提供するミドルウェア製品を中核に、従業員同士が勤務場所に関わらずコミュニケーションが図れる基盤や、自宅のPCやモバイル端末でもセキュアに業務を行える環境を提案するとしている。
発表によると在宅勤務ソリューションの要素は次の通り。
・インターネットを介した文書ファイルの一元管理
オラクルのコンテンツ管理製品群「Oracle Enterprise Content Management Suite 11g」のうち、文書ファイルやデジタルコンテンツを一元管理する「Oracle Universal Content Management(Oracle UCM)11g」を導入することで、自宅のPCからインターネットを介したファイルへのアクセス・閲覧・編集が可能。
・個人情報や機密情報の漏えいを未然に防止
ファイルの保護と管理を実現するセキュリティ製品「Oracle Information Rights Management(Oracle IRM)11g」により、オフィス文書やメール、データベースから抽出したデータ、画像などを、オンライン/オフライン問わず、保護、追跡をすること
で、個人情報や機密情報の漏えいリスクを大幅に軽減。
・利便性とセキュリティを両立した社外からのアクセス環境
ディレクトリやデータベースにあるさまざまなユーザー情報を仮想的に一元管理す
ディレクトリ製品「Oracle Virtual Directory」を導入することで、社外からアクセス可能なユーザーを、既存のユーザーおよび属性情報を元にアクセス権限を付与することができる。それにより、社外からのアクセスを管理する認証サーバーを簡単に構築可能。
また、Webサイトでの在宅勤務や日本オラクルが使っている在宅勤務ソリューションなども紹介される。
■ニュースリリース
http://japanmediacentre.oracle.com/content/detail.aspx?ReleaseID=1339&NewsAreaId=2