「Sybase IQ 15.3」は、分散アーキテクチャを搭載し、低価格なハードウェア上での分析パフォーマンスを向上させたという。大量の複雑なデータに対して、膨大な数のユーザーがあらゆる環境でビジネス分析することを実現したとしている。
「Sybase IQ 15.3」で新たに採用された「PlexQ Distributed Query Platform」は、グリッド構成の多数のコンピュータに処理を分散し、複雑なクエリ処理を加速するシェアードエブリシング型の超並列処理(MPP:Massively Parallel Processing)アーキテクチャを備えているという。
発表によると「Sybase IQ 15.3」の主な特徴は次の通り。
●独自の超並列処理アーキテクチャ「PlexQ Distributed Query Platform」を採用
・自動負荷再調整機能により卓越したパフォーマンスを実現:1つのクエリを分割して複数のサーバー全体で同時実行することにより、クエリ処理のパフォーマンスを強化。
・低価格なハードウェアを使用でき、スケーラビリティの改善とコストパフォーマンスを向上:データの増加やクエリの複雑化に応じて、低価格なハードウェアを使用して、「Sybase IQ PlexQ」ノードをコスト効率よく拡張可能。
・アーキテクチャの柔軟性:計算リソースの小集合を論理的エンティティとしてグループ化し、ユーザー要件の変化に柔軟に対応。
●専用のデータ統合オプション「InfoPrimer」を提供
・Sybase IQのデータ抽出、ロード、変換を簡単かつ短時間で行う新たなオプション「InfoPrimer」を提供。「InfoPrimer」は、Sybase IQの「Small Business Edition」および「Enterprise Edition」両エディションに対応。
■サイベースのWebページ
http://www.sybase.jp/