「リモートハウジング」は、機器を選択して設置できるハウジングの自由度はそのままに、入局などの物理作業を不要とした新しいデータセンターサービスだという。サーバの設置などの物理作業はすべてさくらインターネットが代行するため、ユーザーはサービス開発などの業務に集中することができるとしている。
ユーザー所有の機器を設置することはもちろん、サーバやネットワーク機器を同社からレンタルすることも可能で、システムを迅速に拡張することができるという。また、「さくらの専用サーバ」などのホスティングサービスとローカルネットワークを共通化することができ、VPN回線や広域イーサネットなどの外部回線を引き込むことも可能だという。
「リモートハウジング」は、昨年11月15日に開所したPUE1.1台というエネルギー効率をもつ国内最大級の郊外型データセンター「石狩データセンター」をファシリティとし、「さくらのクラウド」「さくらの専用サーバ」に続く第3弾サービスとして提供されるという。
発表によるとサービスの概要は次の通り。
・一般的なハウジングサービスでは、ラックサイズと電源容量が固定的に設定されており、スペースと電力を無駄なく利用することが困難。「リモートハウジング」では、ラックプランと電源プランをそれぞれ独立させることにより、必要なリソースを必要な分だけ利用可能。
・企業内システムの設置やバックアップセンターとして利用する場合などは、VPN回線や広域イーサネットなどの外部回線の引き込みが可能。また、「さくらの専用サーバ」などのホスティングサービスとローカルネットワークを共通化できるため、他サービスで要件が満たせない部分でのみ「リモートハウジング」を使うことも可能。
■ニュースリリース
http://www.sakura.ad.jp/press/2012/0328_remotehousing.html