ネットワンシステムズ、AMDのマイクロサーバ「SeaMicro SM15000」シリーズを販売開始
VMware仮想環境や専用外部ストレージに対応し、1台で「Cloud in A Box」を実現
「SeaMicro SM15000」シリーズは、電力とスペースの問題を抱えるデータセンター事業者やクラウドサービス事業者やプライベートクラウドを所有する大規模企業・組織を販売対象としているという。
「SeaMicro SM15000」シリーズは、2012年のAMDによるSeaMicro買収後の初の製品群であり、高さがわずか10RU(約44.5cm)のシャーシの中に、256~512のプロセッサコア、最大4TBのメモリ、ストレージ、スイッチ機能、負荷分散機能、サーバ管理機能といった、データセンターに必要な機能を集約して搭載しているという。これによって、同程度の性能のCPUを搭載したラックマウント型サーバと比べて、消費電力を2分の1に、設置スペースを3分の1に削減するとともに、12倍のネットワーク帯域を提供するとしている。
さらに、今回新たにVMware仮想環境および最大5ペタバイトの専用外部ストレージ接続に対応したことによって、「SeaMicro SM15000」1台だけでクラウド型データセンター化する「Cloud in A Box」や、仮想アプライアンス群を集約する「Virtual Appliance in A Box」として活用することが可能だという。
今回、販売を開始する「SeaMicro SM15000」シリーズの製品モデルは次のとおり。
・SM15000-OP
プロセッサ:AMD Opteron EE-4365(2.0/2.3/2.8GHz、8コア、TDP 40W9)
プロセッサ数:64個
プロセッサアーキテクチャ:Piledriver
メモリ(1CPU Socketあたり):ECC DRAM 8~64GB
合計コア数:512
平均消費電力:3.2 kW
最小構成価格(税込):2,840万円~
・SM15000-XN
プロセッサ:Intel Xeon E3-1265Lv2(2.5/3.1/3.5GHz、4コア、TDP 45W)
プロセッサ数:64個
プロセッサアーキテクチャ:Ivy Bridge
メモリ(1CPU Socketあたり):ECC DRAM 8~32GB
合計コア数:256
平均消費電力:3.2kW
最小構成価格(税込):3,660万円~
・SM15000-XE
搭載プロセッサ:Intel Xeon E3-1260L(2.4/2.5/3.3GHz、4コア、TDP 45W)
プロセッサ数:64個
プロセッサアーキテクチャ:Sandy Bridge
メモリ(1CPU Socketあたり):ECC DRAM 8~32GB
合計コア数:256
平均消費電力:3.2 kW
最小構成価格(税込):3,170万円~
・SM15000-64
搭載プロセッサ: Intel Atom N570(1.66GHz、2コア、TDP 8.5W)
プロセッサ数:256個
メモリ(1CPU Socketあたり):None ECC DRAM 4GB
合計コア数: 512
平均消費電力:3.2 kW
最小構成価格(税込):3,060万円~
■ニュースリリース
http://www.netone.co.jp/news/release/20130108_01.html
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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