「SPARC SuperCluster」は、ミッションクリティカルなデータベース、ミドルウェア、アプリケーションを単一システム上に統合し、クラウド環境で迅速に展開できるエンジニアドシステムだという。
「SPARC SuperCluster」は、コンピューティング基盤として「SPARC T4」サーバーの上位機種「SPARC T4-4」を最大4台搭載し、オペレーティングシステムとして「Oracle Solaris 10」または「Oracle Solaris 11」を選択可能だという。フルラック構成で、8コアの「SPARC T4」プロセッサ(クロック周波数 最大3.0GHz)を最大16個、コンピューティング基盤のメモリを最大4TB搭載しているという。
オラクルのデータベース・マシン「Oracle Exadata X3 Database In-Memory Machine」と同様のストレージコンポーネント「Exadata Storage Server X3-2」を搭載し、従来機種と比較して最大4倍のフラッシュメモリ容量を備え、またデータ処理を高速化する「Exadata Smart Flash Cache」によりデータ書き込み性能を最大20倍向上するとしている。
「SPARC SuperCluster」は、「Oracle Solaris」の仮想化技術「Oracle Solaris Zones」により構築された領域内で、「Exadata Storage Server X3-2」で稼働するオラクルデータベースを仮想化し、分離されたデータベースサービスとしてクラウド環境で展開することが可能だという。「SPARC SuperCluster」単体に複数のオラクルデータベースとアプリケーションを配備することで、システム統合とクラウド環境での展開を容易に実行可能だという。
また、アプリケーションの稼働要件の変化に応じて、「SPARC SuperCluster」内に構築された仮想領域間でCPUやメモリなどのリソースを柔軟に割り当て直すことが可能だとしている。
「SPARC SuperCluster」は、オラクルのハードウェア全体と仮想環境を管理する「Oracle Enterprise Manager Ops Center 12c」に対応しているという。複数の管理ツールを使用し、手動でアプリケーションの設定、仮想環境を構築した場合と比較して、複数のアプリケーションをクラウド環境で展開する時間を最大90パーセント短縮可能だとしている。
■ニュースリリース
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