新しい主要リージョン開設は、急速に拡大していくと予測される国内のパブリッククラウド市場において、処理能力の向上とシステム展開の柔軟性を提供するためのものだという。
これまで、「Windows Azure」の国内ユーザーの多くは、展開先としてアジアリージョンの2つのサブリージョン(香港もしくはシンガポール)を選択していたが、新たに日本リージョン内の東阪のサブリージョンも選択できるようになるという。
「Windows Azure」は、従来からのPaaSとしての機能強化に加え、今年4月からIaaSの仮想マシンおよび仮想ネットワーク機能の正式運用も開始し、国内48社のパートナー企業が対応表明をしているという。「Windows Azure」のシステムインテグレーションを提供する「Windows Azure Circleパートナー」も26社を数えているという。
また、日本リージョンの開設に伴い、マイクロソフトと富士通との「Windows Azure」をベースとしたクラウド分野での戦略的協業は継続し、今後、両社のサービスの連携を強化していくとしている。
なお、日本リージョンに関して、サービス提供時期、オファリング、パートナー連携などの詳細は、改めて確定した時点で発表するとしている。
■「Windows Azure」のWebページ
http://www.windowsazure.com/ja-jp/
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア