「PassLogic」は、トークンや専用アプリが不要で、Webブラウザだけで利用でき、PCやスマートデバイスからの数字入力により、セキュアなアクセスを実現するという。
発表されたソリューションでは、「Citrix XenDesktop」および「Citrix XenApp」へのアクセスを提供する新しい「StoreFront」と「PassLogic」をシームレスに連携しており、ユーザーに負荷を与えずに、仮想デスクトップ環境におけるアクセスやBYODのセキュリティを強化することができるとしている。
「StoreFront」は、「Web Interface」の後継となるコンポーネントで、バックエンドの「AppController」、および「XenDesktop」のリソースを統合してユーザーインターフェースである「Receiver」に仲介する。
「PassLogic」は、認証専用の特別なハードウェアや専用ソフトウェアを必要とせず、スマートフォンや携帯電話など、パソコン以外のネット端末でも利用できるのが特徴だという。
この連携ソリューションでは、「StoreFront」のログイン認証を「PassLogic」のワンタイムパスワードで保護し、社外から「XenDesktop」や「XenApp」を利用する際の「PassLogic」認証から「StoreFront」の操作の一連のプロセスがWebブラウザのみで完結するという。
ネットワールドとパスロジは、「StoreFront」と「PassLogic」の情報を相互に共有し、「XenDesktop」および「XenApp」のシステム構築におけるセキュアな認証システムの導入からサポートに至るトータルな提案が可能な協業体制を実現したという。
発表によると、連携ソリューションの主な特徴は次のとおり。
・XenDesktop、XenAppに対して社外から安全に利用可能。
・トークンや専用アプリ不要でワンタイムパスワード認証を実現。
・「PassLogic」と「StoreFront」のユーザーインターフェースをシームレスに連携させることで、シンプルな操作でログイン可能。
・BYOD(パソコン、スマートデバイス対応)のセキュアな環境としても利用可能。
なお、ネットワールドとパスロジは、7月5日に開催される「Networld Fes 2013」において、この連携ソリューションをデモを交えて解説する予定だという。