JFEスチールと日立製作所(以下、日立)は、JFEスチールが展開する製造業向けソリューションビジネス「JFE Resolus(レゾラス)」の拡大に向け、両社の強みを掛け合わせた協創を開始した。
同取り組みにおいて、日立はLumada事業を通して培ってきたソリューションの創出・展開の経験や事例など自社における事業変革のノウハウ(実践知)を体系化し、初めて社外パートナーであるJFEスチールのソリューションビジネスに適用することで、JFEスチールのソリューションビジネスの構想から実行まで伴走型で支援するという。
両社は5月より、JFEスチールがソリューションビジネスの拡大に向けて直面する「顧客視点のサービス設計と導入・商品化」に関する課題に対応するため、両社検討チームの連携のもと、日立のこれらのメソドロジーを活用し、構想の具体化とアクションアイテムの策定を行ってきたとしている。具体的には、日立が有する営業と上流エンジニアリングの連携方法、過去事例の検索や担当者との直接のコンタクトや、ソースコード、ドキュメント、開発環境やナレッジなどを共有できる仕組みおよび方法論(Lumada Solution Hub、Lumada Playbook)を活用するものだという。
今後はさらに、日立が構築してきたナレッジ基盤や人材育成のノウハウを活かし、JFEスチール社内の知見を可視化・再利用・横展開することで、ソリューションビジネスの高度化と持続的成長を支える仕組みづくりを進めていくとしている。
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