PwCコンサルティングとSAPジャパンは、東京ガスの経理および資材・物流業務における基幹システムとして、「SAP S/4HANA Cloud」を中核としたクラウドオファリング「RISE with SAP」を導入し、本稼働が開始したことを発表した。
両社の支援のもと、東京ガスおよび東京ガスネットワークは、要件定義から稼働開始までをプロジェクト開始時の計画どおり2年で完了し、経営基盤の再構築と業務の標準化・効率化を実現したという。
システム構築においては「Fit to Standard」を基本方針とし、これまでの業務拡張や固有要件への対応で複雑化していた業務とITシステムの抜本的な見直しを行い、スリム化が実現したとのことだ。その結果、従来の大規模システム導入時と比較して、アドオン本数と稼働開始までの期間を削減したという。また、事業拡大にともなう組織改編や法制度対応など、将来的な変化にも柔軟に対応可能で、持続性の高いホールディングス型グループ経営を支える基盤を構築できたとしている。
加えて、今回クラウドERPを採用したことで、定期的な機能拡充や、今後SAPが提供する最新のDXツールとの連携を通じた業務の高度化・効率化も期待できると述べている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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