「Oracle DB 12c」には、新しくマルチテナント・アーキテクチャが採用され、データベースのクラウドへの統合プロセスを簡素化して、アプリケーションを変更することなく多数のデータベースを1つのデータベースとして一元管理することを可能にするとしている。
「Oracle DB 12c」は、メジャーアップデートとして500種類の機能を新たに導入するとともに、オラクルの顧客やパートナー企業によって幅広くベータプログラムの検証されたという。「Oracle DB 12c」には、次のような3つのエディションが用意されている。
・Oracle Database 12c Enterprise Edition
データベース・クラウドへの統合のための新しいアーキテクチャを含む、500を超える新機能。それにより、アプリケーションを変更することなく、多数のデータベースを1つのデータベースとして管理可能に。
・Oracle Database 12c Standard Edition
中堅企業に最適な、フル機能のデータ管理ソリューション。エンタープライズ・クラスの可用性を実現し、ビジネスの成長に合わせて簡単に拡張できるよう、Oracle Real Application Clustersを搭載。
・Oracle Database 12c Standard Edition One
小規模企業、部門、支店環境向けに最適化され、最大2ソケットまでサポートされる単一のサーバーで使用可能。Windows、Linux、UNIXなどで使用可能。
「Oracle Database 12c」は、新機能「Oracle Multitenant」により、多数のデータベースを1つのデータベースのように一元的に運用管理し、サーバーリソースの稼働率を高め、データベースに関連した作業の時間と労力を低減するとしている。
また、「Oracle Multitenant」は、マルチテナント・アーキテクチャに組み込まれたデータベースを、標準的な「Oracle Database」のアプリケーションと同じように使用できるようにし、既存アプリケーションを変更することなく動作させることが可能だという。
■「Oracle Database 12c」の詳細
http://www.oracle.com/jp/products/database/overview/index.html
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア