NECは、地方公共団体の基幹業務システム(住民情報・財務会計・人事給与など)をデータセンターからクラウドサービスとして提供する「GPRIME for SaaS」を2010年から販売している。
水戸市は、「GPRIME for SaaS」が提供するシステム機能のうち、予算編成・歳入/歳出・出納・決算などの管理を行う財務会計システムをNECのデータセンターからネットワーク経由で利用している。
水戸市は、東日本大震災の影響を受け、現在も仮市庁舎で市政や住民サービスに関わる業務を遂行しているため、それを機に、防災への対応を一層強め、事業継続性を向上するクラウドサービスの利用を検討してきたという。
その結果、NECのデータセンターを利用することで災害時の事業継続性を確保するとともにセキュリティを強化し、これまで自庁内で管理・運用していたサーバ群を廃止し、システムにかかる運用コストの削減、法改正への迅速な対応などを実現するとしている。
■NECの自治体クラウドの詳細
http://jpn.nec.com/kokyo/GPRIME/cloud/index.html