「SafeSync for Enterprise」は、サーバやストレージ製品と組み合わせることにより、企業側のIT管理者の懸念する安全性と従業員の利便性を両立したファイル共有を実現するソフトウェア製品だという。
企業内にデータを保管するオンプレミス型で、従業員のファイルのやりとりをIT管理者が一元的に管理できるという。シンプルな操作で利用できるファイルの暗号化やフォルダへのアクセス権の管理機能などを備え、安全性の高いファイル共有を提供するとしている。
「SafeSync for Enterprise」では、分散する業務ファイルの保管場所を管理された環境下におくことで、IT管理者がファイルのやり取りを集中管理できるという。また、ストレージ領域に保存したファイルの暗号化やフォルダへのアクセス権の管理機能により、メールの誤送信などによる情報漏えいのリスクを防ぐという。
また、Outlookとの連携機能により、メールに添付されたファイルを自動的にストレージに保存し、そのリンク情報だけをメールで送信することで、簡単に安全なファイル共有が行えるという。さらに、Windows、Mac OS、iOS、Androidといったマルチプラットフォームにも対応し、いつでもどこでもファイル共有が行える環境をサポートするとしている。
発表によると、「SafeSync for Enterprise」の主な特徴は次のとおり。
・IT管理者が管理・制御可能なオンプレミス環境でのファイル共有・同期
IT管理者は、管理コンソールを通して、アップロード可能なファイルタイプやサイズ、共有方法などについて、ユーザ・グループごとにポリシーを設定可能。また、どのファイルにいつ誰がアクセスしたのかをログによって確認できるため、万が一、情報漏えいが疑われる場合でも、影響範囲を特定することが容易に。
・シンプルな手順で安全なファイル共有
ストレージ領域に保存されたファイルは、自動的に暗号化されるほか、「SafeSync for Enterprise」のエージェントがインストールされた端末では、鍵暗号方式により登録されたアカウントごとにファイルへのアクセス権限管理の設定が可能。また、共有するファイルに対してパスワードやアクセス可能期間の設定によって、アクセスを制御することも可能。
・さまざまなデバイスから、いつでもどこでもアクセス可能
Windows、Mac OS、iOS、Androidそれぞれの専用クライアント、もしくはブラウザによるアクセスにより、さまざまなデバイスからどこでもファイルにアクセスすることが可能。
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