日本HP、「HP Moonshot System」にリモートデスクトップとカートリッジ・サーバー2機種を発表
2014年度から「HPサーバー事業統括本部」を新設し事業体制を強化
「HP Moonshot System」は、「Software Defined Server」コンセプトに基づいて開発され、ターゲットとするアプリケーション特性に合わせて最適なスペックのカートリッジを、4.3Uのシャーシに最大45枚収容可能な次世代システム基盤。
「HP ProLiant m700」は、1つのカートリッジに独立した4ノードを実装し、4.3Uのシャーシに45カートリッジ180ノードを実装可能なサーバーカートリッジ。このカートリッジは、CPUコア4基、GPUコア128基を持つAMD社のサーバー向け省電力APU(CPUとGPUの機能を統合したプロセッサ)「AMD Opteron X2150」を搭載し、Microsoft Windows7などのクライアントOSをサポートすることにより、仮想化しないリモートデスクトップ環境に適しているという。
「HP ProLiant m300」は、アーキテクチャーを刷新した最新のサーバー向けインテル Atom C2750、および32GBメモリを搭載。Webサーバー用途のみならず、コンテンツ配信、ビッグデータのオンライン分析などの処理性能が求められるニーズに適用可能だという。
また、「HP t620」は、AMD GXプロセッサーとAMD Radeon HD professionalグラフィックスを搭載した、シリーズ初のクアッドコアCPU搭載のファンレスシンクライアント。組み込み用に開発されたCPUを採用することで、消費電力を抑えつつ、映像や音声などマルチメディアの処理性能を従来モデル比で約1.5倍向上したという。
なお、日本HPは2014年度より「HPサーバー事業統括本部」を新設し、サーバー事業体制を刷新するという。これまでサーバー製品のテクノロジー(UNIXサーバー/NonStopサーバー、x86サーバー)別に構成されていた組織を統合、「エンタープライズ・サーバー」「ハイパースケール・サーバー」「コア・サーバー」の製品グループに再編。
同時に、これらの製品群の販売を推進する営業組織を、ミッションクリティカルシステムのサーバー専任営業と、業種毎のサーバー専任営業で構成して提案力の強化を図る。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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