SAPジャパン株式会社は17日、パートナー企業や顧客企業とともに最新技術を取り込んだソリューションの研究開発を行う施設「SAP Co-Innovation Lab Tokyo(COIL Tokyo)」を、東京サンケイビル15階に開設した。
COIL Tokyoは、2007年6月に米国カリフォルニア州パロアルトに開設されたイノベーションラボに続いて、世界で2番目の施設となる。ハードウェア、ソフトウェア、サービスベンダーなどの各種パートナーや顧客企業と協業し、日本独自の要求や業界特有の要件に対して、より適したソリューション、エンタープライズSOA、グリーンIT、仮想化などの最新技術を提供するための研究開発に取り組んでいく。
参加パートナー各社から提供されるハードウェア製品やソフトウェア製品およびアプリケーションを含め、統合された異機種環境を提供することによって、実際の顧客企業のシステムをシミュレーションすることが可能。同研究所を利用する企業は、異機種混在のテスト環境を自社で用意することなく、ソリューションの研究開発を行うことができるようになるという。
同社では、「日本は伝統的に手作りシステムが多い地域です。COIL Tokyoは、お客様やパートナーがSOAの導入においてさらなる成功を収め、SAPの世界中のお客様が共有できる重要な研究施設となります」としている。