「Oracle Mobile Suite」は、さまざまなデバイスやOS上で稼働するモバイル・アプリケーションの開発フレームワーク、クラウドやオンプレミスのバックエンド・アプリケーション連携基盤、モバイル端末からのID管理・アクセス制御との連携機能を統合したものだという。
「Oracle Mobile Suite」は、Javaベースの開発フレームワークによりモバイル・アプリケーション開発の全工程を網羅すると同時に、一度の開発でさまざまなデバイスに展開できるようになるとしている。
300を超えるアダプタを利用できるシステム連携基盤の仕組みにより、既存の社内アプリケーション資産を有効活用した開発が可能で、社内システムとモバイル・デバイス間での軽量プロトコル(RESTとJSONに対応)通信を確立し、モバイル上で公開する社内データの絞り込みができるという。
また、企業用と個人用のアプリケーションとデータを分離し、よりセキュアなモバイル環境を提供するオラクルのセキュリティ製品と連携し、モバイル・アプリケーションの安全な運用を実現するとしている。
「Oracle Mobile Suite」の主な特徴は次のとおり。
・マルチデバイスに対応した開発フレームワーク
モバイル・アプリケーション開発フレームワーク「Oracle Mobile Application Framework(MAF)」により、複数のモバイル端末用OS環境に対応したアプリケーション開発を支援。
・クラウドや社内システムの既存アプリケーションをモバイルに展開
主要コンポーネントであるシステム連携基盤の最新版「Oracle Service Bus 12c」は、クラウドや社内システムの既存アプリケーションをモバイルに展開する機能を強化。
日本オラクルでは、「Oracle Mobile Suite」が適用できる領域として次のような例をあげている。
・社内業務で使用する承認ワークフローや従業員専用ポータル
・保険や自動車の営業、量販店の接客、公益法人の集金
・業務などにおける、顧客情報管理や営業支援システム
・オンライン金融サービス、交通機関の発券サービスや自治体の住民向けサービスなどの消費者向けアプリケーション
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