ワイ・イー・データは22日、同社が提供するデータ復旧サービス「Ontrackデータリカバリーサービス」のさらなるセキュリティ向上のために、復旧データ返却用メディアとして2.5インチ暗号化ポータブルHDDを開発した。9月21日発送分より使用する。
従来の返却用HDDでは、HDDが誤って他人の手に渡った場合、復旧データが盗み見られてしまうという危険性があった。また、暗号化ソフトを使用すると、サーバーやパソコン上でデータの暗号/複合化処理を行う必要があり、そのための空き容量や処理時間が必要になってしまうなどの問題があった。
今回、HDDそのものに自動暗号化モジュールを組み込むことにより、これらの制約を解消。HDDをUSBケーブルでPCと繋ぐだけで、HDDに保存されるデータが自動暗号化され、暗号化したデータはパスワードを入力することで取り出せるようになっている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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