パロアルトネットワークスとVMwareはエンタープライズセキュリティとモバイル管理技術を統合し、エンタープライズでの安全なBYODを支援するため、高度な脅威防御とモバイルデバイス管理(MDM:Mobile Device Management)の統合ソリューションを提供し、これらの新たなセキュリティの課題に対処するという。
今回のパートナーシップ拡大により、パロアルトネットワークスの次世代ファイアウォール、WildFire、GlobalProtectの独自技術と、VMwareのエンタープライズモビリティ管理プラットフォームであるAirWatchを統合させることになる。
これにより、企業はモバイルユーザーに対してアプリやデータへの適正なアクセスを提供するセキュリティポリシーを運用することができ、不正なデバイスや感染したデバイスからネットワークを保護することが可能になるという。
また、モバイルデバイスが適切に業務利用されるような設定を有効にし、悪意あるコンテンツを識別して撲滅するグローバルな脅威インテリジェンスサービスを利用することができるとしている。 その主な機能は次のとおり。
・マルウェア検出:パロアルトネットワークスのWildFireセキュリティサブスクリプションサービスは、既知および未知のモバイルマルウェアを識別。WildFireが提供するインテリジェンスを統合することで、ユーザーは感染したアプリケーションを識別し、それらアプリケーションのブラックリスト作成といったセキュリティやコンテナ用途のアクションを迅速かつ自動化して実施可能に。
・ネットワーク保護:機密性のあるアプリケーションやネットワークは、承認されたデバイスのみが利用できるようにする必要がある。これは、モバイルデバイスに関する情報やデバイス設定、デバイスがアクセスできるデータやアプリケーションを結び付けるパロアルトネットワークスのGlobalProtectホスト情報プロファイル(HIP)を用いて実現。
・VPN およびネットワークセキュリティ: パロアルトネットワークスのGlobalProtectは、モバイルデバイスを管理するAirWatchとPalo Alto Networksの次世代ファイアウォールとの間でper-app VPNによるデバイスレベルまたはアプリケーションレベルでの安全な接続を提供。これにより、ユーザーがどこに行っても通信トラフィックの一貫した検査と脅威防御のためのネットワークセキュリティポリシー適用が可能。